2021/3/22
セミナー

有機農業及び有機食品表示制度に関する研修会
【2/8(月)開催】「オーガニックで未来を拓こう」のご報告
講演内容

■第一部 食べてくださる方へのブランドプロミス
講師:株式会社金沢大地 代表取締役 
井村 辰二郎(いむら しんじろう)

・金沢農業 代表
・アジア農業株式会社 代表取締役
・株式会社金沢ワイナリー 代表取締役
「千年産業を目指して」を理念に、環境保全型農業を実践。耕作放棄地を中心に耕し、金沢・河北潟干拓地のほか、 奥能登の輪島市門前町山是清・珠洲市八ヶ山・能登町当目等にある日本最大規模の広大な農地で、農薬や化学肥料 を使用せずに、米、大豆、大麦、小麦、蕎麦、ハトムギ、野菜等を有機栽培。 耕作面積は、約180ha(水田35ha、畑地145ha)。 自社有機農産物の加工・販売で、農業の6次産業化にも積極的に取り組む。
■第二部 有機食品の付加価値創造~6次産業化と地域ブランドの視点から~
講師:特定非営利活動法人日本オーガニック& ナチュラルフーズ協会理事長
高橋 努(たかはしつとむ)

【所属学会】 ・日本農業経済学会 ・日本農業市場学会・日本フードシステム学会 ・地域活性学会 ・日本フードサービス学会 ・日本流通学会
1967年埼玉県川口市生まれ。1992年にブラジルで開催された『地球サミット』を取材し、環境の危機的状況に衝撃を受ける。その後、環境関連書籍の編集に携わりながら、有機農家で長期研修を受ける。2000年に有機JAS制度のスタートを前にJONA入局。事務局員&検査員として国内外のオーガニック圃場および加工場を検査して回る。2011年からJONA理事長。その他、有機JAS資材評価協議会(代表理事)、12.8有機農業の日(事務局長)などを兼任。
■第三部 両講師によるトークセッション
参加企業一覧
■会場参加企業 44社/団体 58名

株式会社KGカンパニー/ Sunjin / Zespri International Japan K.K. / 株式会社アイソニーフーズ / イーサポートリンク株式会社
株式会社エクシー / エム・シーシー食品株式会社 / 株式会社オリザ / カゴメ株式会社 / キリンビバレッジ株式会社/ 株式会社クレオ
株式会社ケー・アイ・エス/ サッポロビール株式会社 / 株式会社トレスクリエイト / 有限会社ハーモニー / 株式会社ハルタ
株式会社ひろせストアー / 株式会社ファームシップ / 株式会社ファミリーストアさとう / 株式会社フロレスタ / 株式会社マルト商事
マルニ食品株式会社 / メルシャン株式会社 / 株式会社ヨシケイ / 株式会社ロピア / 三国ワイン株式会社 / 三菱食品株式会社
出光興産株式会社 / 株式会社新進 / 清田産業 / 生活協同組合コープ自然派しこく / 合同会社 西友 / 株式会社雪国まいたけ
全国スーパーマーケット協会 / 大阪いずみ市民生活協同組合 / 辻製油株式会社 / 株式会社轍 / 東京大学 / 東都生活協同組合
日本酒類販売株式会社 / 日本生協連 (生活協同組合連合会) / 農経新聞社 / 農林中金総合研究所 / 株式会社良品計画

■コメント一覧

(印象に残った内容)
・オーガニックのいま、むかしの説明
・有機の行政の取り組み
・日本の市場規模の少なささ
・有機食品の存在する意味について、理解が深まった。私も、有機=無農薬 と思っていた。
・オーガニックの範囲は変わってきている。幅広い課題にするものである。
・無農薬だけがオーガニックではない
・海外と日本では有機に対するアプローチの仕方が異なる
・井村氏のオーガニック栽培比率目標25%
・金沢大地の地域での取り組み
・消費者へのアピールは、無農薬などではなく、環境負荷の軽減に貢献するという点が必要であること
・オーガニックを環境負荷の少ないモノとして捉えるという視点
・オーガニックはローカルに活気を与える。(ローカルオーガニック)
・日本とEU圏のオーガニックに対する一般的な認識が20年前と変わっていないこと。
・エシカル消費の内容
・みどりの食料システム戦略
・海外(EU、アメリカ)と日本の消費者意識の違いについて。 今後の有機加工食品のトレンドについて。
・時代やマーケットに寄りそうわかりやすい伝達の在り方
・安心・安全を推すのではなく、社会的役割や環境配慮にシフトしてオーガニックを拡げていく
・オーガニックに対する認識について
・最初に掲示いただいたオーガニック設計図!気持ちが伝わりました
・オーガニック認証に元々フェアトレードの概念も含まれているとのご説明
・オーガニックの良さを伝えにはエシカル消費の時代にマッチした内容で発信するべきであるといった内容。
・高橋さんの消費者のオーガニック理解度と、単なる商品化から、環境のみならず様々な社会問題の解決を目指す
 企業取り組みへの示唆。
・オーガニックの認識。海外と日本でのオーガニックの捉え方の違い。日本にありがちな言葉が先行してしまう感が
 ある生活者の実情を踏まえた、オーガニックとは何かを説明していただいたこと。
・高橋様によるオーガニックの良さを伝える表示についてのお話が参考になりました。(印象に残った内容)

(もっと聞きたかった内容、次回聞いてみたい内容)
・認証の現状
・有機農業の栽培技術・手法等
・有機食品を加工する際の注意点
・農業分野での後継者動向
・金沢大地の現場での苦労と今後の展開
・環境負荷のすくないといった視点でもう少し話が聞きたいと思いました。
・オーガニックの売れ筋加工食品のカテゴリー別のトレンド。
・有機農産物の売り方、提案事例
・現実問題として、日本の食料自給率の向上とオーガニックの考え方の推進は両立できるのか、出来るのであれば
 その具体的手法が知りたかった。
・オーガニックの行くべき方向
・みどりの食料システム戦略 この後のオーガニックの世界のトレンド
・日本をエシカルな思考に変えていくため、具体的にどのような活動をされているのか。
・価格のこと(オーガニックとオーガニック以外では、どの程度の価格差なら競争が可能なのか?現状において)
・日本の市場に拡げるためには、価格帯も必要かと思いましたが、今より安価で供給できるのか。
・安全・安心だけではなくその次へ・・・をどう考えていくか。その課題解決をまたお伺いしたいです。
・「オーガニック認証」の含む意味合いの変遷
・井村様のお話にあったブランド"LOCAL ORGANIC JAPAN"はどういった商品があるのか聞きたかったです。
・日本の有機食品市場の頭打ちとその要因。
・いろいろと遅れをとっている日本の農業政策と、一方で近年需要が増えて人気もあるオーガニックの農業について
 深掘りした内容が聴きたい・知りたいです。
 新規参入や就農への障壁等、現実の難しさをどう乗り越えられているのかも興味があります。
 JAS認定についての工程(時間)など一般論として伺ってみたかったです。


■日時:2021 年2 月8 日(月) 12:30 ~ 13:30
■実施方法:オンライン
        有機食品制度に関する展示:スーパーマーケットトレードショー2021(幕張メッセ)
■対象者:有機農業や有機食品に関わる事業者および有機食品に関心を持つ事業者
■参加費:無料
■実施内容:第1部 付加価値商品として展開する有機加工食品
          講師:株式会社 金沢大地 代表取締役 井村 辰二郎 氏
      第2部 刺さるオーガニック表示を考える
          講師:特定非営利活動法人日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会理事長 高橋 勉 氏
      第3部 両講師によるトークセッション
■参加者告知:バイヤー大学WEBサイトプレスリリース 配信(12/10)
       retalers.jp メルマガ配信(1/20)
■参加者数:当日聴講者 58名 オンデマンド聴講者 38名 合計96名
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